そしてカロット様の屋敷へ戻ってきてすぐ私と陛下はお風呂に直行した。 帰ってくる間も陛下は私を姫抱きにして、降ろしてくれなかった。 当然離れたくなさそうだったがライさんが上手く宥めてそれぞれの浴室へ入った。 ちゃぷっ 身体を洗い終えて広い浴槽に入っていた。 …この街に来てからいろんな事があった。 刺客が現れるわ、海に落ちるわ、陛下がひっつき虫になるわで… あ…そういえば刺客が言っていた“男”は誰なんだろうか… 調べる必要があるかな。