「…無事で良かったがこれをヒュジン様に知られたら陛下は大目玉だろうな。俺達冷や冷やしたわ。」
「本当です…」
ライさんとチェスさんが安堵した様に座り込んでいた。
…陛下…
あの水音は貴方が飛び込んだ時の音…
びしょ濡れだったのは私を助ける為に海へ飛び込んだからだったのね。
「…エリック陛下、ありがとうございます。」
そっと陛下のがっちりした腕に手を添えると
「…バカ…バカバカバカ…ユラのバーカ…」
ボソッと私にしか聞こえない様な声で陛下が呟いた。
っていうか、バカって言い過ぎ…
むっとしながらもユラの顔は笑っていた。


