ゴボゴボ…
咄嗟に受け身をとったが、海に身体を打ち付けられてとてつもない痛みが身体を襲った。
身体が重くて動けない。
はぁ…
息が…
コポッ…
エリック…“約束”、守れないかも…
私は目を閉じた。
するとどこかで水音がなってグイっと何かに身体を引き寄せられる感じがした。
“ーーーっ…”
……?
“ーーて、ーーーっ!”
何か言ってる…?
“ーーて、ユラ!”
…この声は…陛下?
「起きて、ユラ!!」
すると唇に柔らかい感触がして空気が流れ込んでくると、同時に咳と共に水を吐いた。
「ユラっ…」
ゆっくり瞼を上げる。
すると目に入ったのは私の顔を覗き込む何故かびしょ濡れで泣きそうな顔をしている陛下だった。
「…へ…か…?……っ…ごほっごほっ…!」
「……っ…ユラ!!」
私が声を出すと陛下は目を見開いてぎゅーっと私の身体を抱き締めた。


