ヒュジン様は国王不在中の対応役の為、城に残るということで一軍の軍団長のスンに総団長代理を任せた。











陛下の護衛は私と、父様が総団長の時に副総団長で現副総団長でもあるライさんと二軍の軍団長のチェス。







護衛が少ない代わりにヒュジン様の命令で総団長、副総団長が駆り出された。






王宮騎士団の剣の腕トップ3内である一軍の軍団長、スンまで城からいなくなると逆に城が危うくなる為、二軍の軍団長、チェスさんが来ることになった。







ちなみにライさんは母様のお兄様で私の伯父様。







総団長だった父亡き後も、新たに総団長になった私の為に副総団長に留まってくれていた。





伯父様だけど仕事中はライさんと呼んでいる。









「しかしまぁ…国王相手にこんなに少人数の護衛は初めてだな。」








「そうですね。私の記憶ではそうですが先王様の時はどうだったのですか?」









「先王様の時はもう少しいたと思うぞ。なぁ、チェス。」










「そうですね。」









27歳で、ライさんと同じく先王様の護衛経験者のチェスが頷いた。










「何人くらいだったんですか?」








「んー?確か5、6人くらいだったな。」









「確かにそれくらいですね。」








先王様でも5、6人付けていたのに息子の現国王様はたったの3人…







陛下、恐るべし。