「…ユラ、ほんとごめん。」 「……ごめんって、何がよ?」 「…えっと…ユラの唇を奪ってしまって…」 「……っ…」 「…ユラ?」 何も言わないユラにエリックは少し焦りを見せた。 それが面白くて私はふるふると身体を震わせた。 「…ユラ?」 「ふふふっ…あはははっ…!」 「ユ、ユラ?」 エリックは急に笑いだした私に目が点になっていた。