それから、私達はまるで昔に戻ったかのように接した。
「はい、ユラ!あーんっ」
「ちょ、やめて…自分で食べられる…」
「えー?いいじゃん。折角なんだからさー。はい、あーんっ♪」
どうしてこうなったのか…
陛下…いや、エリックにお粥を食べさせられていた。
…恥ずかしいったら。
「ユラー?」
…もう。
「……あーん…」
ぱくっ
恥ずかしさに顔を赤らめながら差し出されたものを食べた。
「どう?どう?美味しい?」
「…うん。」
「ほんと!?良かった!」
エリックは嬉しそうに微笑んでお粥が入った器をテーブルに置いた。


