「それよりユラ!昼間は言わなかったけど、あの日からろくに寝れてないでしょ?」 ギクッ… 「…な、何故…それを…」 「やっぱり…分かるよ、毎日見てるからね。」 「……っ…」 「…寝れないんでしょ?あの事を思い出して。」 あの事とは、父様が死んだ時の事。 「…やっぱり、陛下には敵わないですね。」 「伊達に幼馴染みやってないからね。」 幼馴染み… 「陛下、それは…」 「…そうだね。ごめん。」 「いえ…」 少し空気が悪くなった。