熱…?
「何か、顔赤いし額熱い。ユラ風邪引いてるでしょ?」
「……………。」
そういえば身体がポカポカしてる…
「もう…ユラはいつも無理するんだから…。今日はもう休みなよ。私からライさんに言っておくから。」
伯父様にっ?
「え…そんな、私は…」
「国王命令っ!」
うっ…
「…承知しました。」
「うん、いい子。じゃあゆっくり休んでね。」
「はい…」
陛下に軽く頭をぽんっとされて私は部屋を出た。
国王命令出されたら従うしかないじゃない…
私は素直に自室へ戻った。
部屋に着くと、どっと疲れが出てきた。
ポスッとベッドに腰掛けるとしばらくぼーっとする。
「はぁ…」
父様が亡くなってからあまり立ち直れないまま総団長の座について、休みもあまりなかったからな。
せっかくもらった休みだし、寝て早く治そ。
マントを脱いでベッドに入った。
すると余程熱があったのか眠気が襲ってきてすぐに眠りについた。


