「…ユラ。」 「はい?」 「少し私に付き合え。」 「え?」 「ライ義兄さん、ちょっと頼みます。」 「…あいよ。」 父は側にいた副総団長であり、義理の兄のライに託して馬に乗った。 突然の父からの誘いに私は戸惑いを思いっきり出していた。 馬に乗って前にいる父様に着いていった。