“約束”の想い






「…ふぅ。」







気絶している奴を見つめながら一息ついた。









ぱたぱたぱた






「王妃様っ!ご無事ですか!?」






「えぇ、返り血すらもないわ。」






「そうですか。」







「じゃあ、あとは頼んだわ。もうすぐスン達が来るんでしょ?この子を母親の元へ返してから馬車に戻ってるわ。ユウリとエレナが心配だし。」








「承知!」







そして私は剣を鞘に収めてノアちゃんの母親の元に向かった。