“約束”の想い






「……っ…く、くそっ!!こっちには人質がいるんだぞ!!」







賊の1人が女の子の首にナイフを当てる。






…愚かね。






そういえばあの子の名前は確かノア、だったわね?







「…ノアちゃん?ちょっと目瞑っててくれる?大丈夫。すぐ終わるから。」







私は笑顔で人質のノアちゃんに語りかけた。








「……っ…ぐすっ…うん…」







ノアちゃんは泣きながらも目を瞑った。








「ふふっ、いい子ね。…さて、覚悟はできてるかしら?」









私は剣を構えた。