それから6年が経って…
「「お父様(父上)〜お母様(母上)〜」」
6歳になった王子と王女はとてててて、とエリックとユラの元へ走る。
「ユウリ、エレナ、どうしたの?」
エリックとユラがしゃがんで2人を抱き止める。
エリックがユウリ、ユラがエレナを抱き上げた。
「あのね、見て〜ユウリと2人で父様と母様を書いたのっ!お父様とお母様にあげる!」
そしてユウリとエレナが持っていた紙を見せてくれた。
「あら、すごく上手じゃない!ありがとう!」
「ありがとう。部屋に飾っておくよ。」
「「えへへ〜」」
父親と母親に褒められて嬉しそうな双子。
お付きの騎士とメイドはその光景を微笑ましく見ていた。