ミーナが気を利かせて部屋を出ていくのを見て、エリックが近付いていた。 「……っ…」 もしかして、聞いてたのかな? どうしよう… 怖くてギュッと目を瞑っていると ふわっとエリックに抱き締められた。 「…ユラ、ごめん…不安にさせてごめん…」 「…エリック…」 ぎゅーっと強すぎず弱すぎない力加減で抱き締めてくれるエリックに不思議とモヤモヤが消えた。 そして愛おしく感じて甘える様にエリックの背中に腕を回した。