「それで?陛下と何があったのですか?ここには私しかいません。打ち明けてみてくださいな。」
ベッドの横の椅子に腰かけたミーナを横目に少しずつ打ち明けた。
「…さっき、パーティ会場でエリックが女の子にお話に誘われて、私は引き留める理由がない、と思って笑顔で送り出したの。…だけど、例え社交的な人付き合いでもエリックが他の女の子と居るのを見ると辛い。胸の中がモヤモヤとして気持ち悪いのよ。」
私の話をミーナは真剣に聞いてくれた。
「初めてなの…っ、騎士の時はあまり何も思わなかったのに…王妃になってから自分の気持ちが抑えられない…こんなの、エリックに知られたら嫌われちゃう…」
「…王妃様。」
ミーナは優しく私の身体を抱き締めてくれた。


