“約束”の想い







ガチャッ






「……!王妃様、お疲れ様です。」





客室に入るともしもの時の為に同行してくれたメイド長、ミーナが迎えてくれた。







持ってきた仕事をしてるのかメガネをかけていた。




「ミーナ、ありがとね。忙しいのに。」







「いいえ。他のメイドの中で結婚して子供がいるのは私くらいですので。王妃様に何かあった時に動揺なしに対応出来ないと。」






「そうね。」





ミーナは30年くらいメイドをしており、
メイドの中では大ベテラン。








「王妃様、顔色が悪いですけどどうされたのですか?」






「…ちょっと、具合悪くて…」






「それは大変!早く休んでくださいな。」








「うん。」








そして私はベッドに入った。