“約束”の想い






「…エリックは王様だもの。いくら王妃でも人付き合いに口を出すわけにはいかないわ。」








「でもイラついてるくせに。」








「……まぁね。」







「今のユラ、王妃様らしからぬ顔をしてるよ。」







「…うるさい。」








心配かけまいと笑顔を見せても
いくら人付き合いだとしても
エリックが他の女の子と一緒にいるところは見たくない。








「…陛下には言っておくから客室で休んできたら?このままだとお腹の子にも影響起きそうだし。」








「…うん。」









そして私はスンに後は任せて用意された客室に向かった。