それからしばらくカルナ様はこの城に留まることになった。 後で知った事、カルナ様はエリック陛下のお妃候補だという事。 城の女官達が話しているのを偶然聞いた。 私の中で何かが崩れる音がした。 …当然よね。 私と貴方はもう幼い頃のような関係には戻れないんだから。 例え陛下とカルナ様が夫婦になっても 受け止めなくちゃ。 この想いを、封印して鍵も付けなくちゃ。