「…ユラ?」 ハッ 「…何か?」 「具合が悪いのか?」 「そうなの?ユラさん、ごめんなさいね。」 エリック陛下とカルナ様が心配そうにこちらを見ていた。 「…いえ、大丈夫です。それより陛下、カルナ様、ここでは何なので客間でゆっくりお話しされてはどうでしょうか?」 私は無理矢理話を逸らして笑顔を作った。 「え?ユラ?」 「さぁ、ご案内致します。」 そして無理やりに2人を客間へ案内した。 理由はただ、私が2人を見たくないだけ。 うまく、笑えてるかな。