“約束”の想い







身体が落ち着いてから自室へ運ばれてベビーベッドでスヤスヤと寝ている我が子をエリックと2人で見つめる。







…可愛い。






隣を見るとエリックもデレデレが隠せていない。







あ、そういや名前どうしよう…







「ねぇ、エリック?」






「何〜?」






「名前、どうしよう?」








「…あぁ、そうだね。」






エリックはスッと考えるモードに入った。








んー…






名前を考えていると







「男の子がユウリで女の子がエレナ…は?私達の名前から一字とったんだけど…」







「ユウリとエレナ…いい名前ね。それにしましょう。」






「いいの?」






「うん。」








「そっか。…ユウリ、エレナ、いい子に育ってね。生まれて来てくれてありがとう。」












王子の名前がユウリ、王女の名前がエレナ、と名付け、2人は両親に似て美男美女に育ったのだった。