「王妃様っ、産まれましたよ!おめでとうございます!元気な男女の双子です!」
「…はぁ…はぁ…双子…っ、私とエリックの赤ちゃん…産まれたぁ…」
助産師さんにより自分の隣に寝かされた双子の赤ちゃんを見て私は涙を流した。
「ユラっ…」
すると外で控えていたエリックが涙を流しながら入って来た。
「エリック…産まれたよ。男女の双子だって。」
赤ちゃんを見せるとエリックはさらに涙を流した。
「ユラっ…ユラっ…ありがとう…!」
「エリック…」
私達は2人で幸せな涙を流した。
王妃が双子を出産した事は国中ならぬ他国でも話題になり、祝福モードに溢れた。


