「…もっと一緒にいたいけど、まだ仕事残ってるからごめんね?」 「ううん、こっちこそ引き止めてごめんね。」 「それは大丈夫。ユラのおかげでもうひと頑張り出来るから!」 「そう?ふふっそれなら良かったわ。頑張ってね?」 「うん。あ、そうだ。父様頑張るからね〜?だから母様を頼んだよ〜」 エリックがお腹の子にそう言って照れくさそうに執務室に入っていった。 お腹に触れるとポコポコと赤ちゃんが蹴っているのを感じた。