「そっか…エリーがヒュジンをね。告白しないの?」
「え、いえ…!そんな…私みたいなのがヒュジン様に告白だなんて…恐れ多すぎて…」
「そうね。私もエリック…陛下とはそうだったわ。幼馴染みではあったけど、身分違いで好きな気持ちはずっと隠していたのよ。」
「王妃様…」
「だけど、今は後悔してない。宝物に恵まれたからね。」
私は2人に微笑んで大きくなったお腹に触れる。
「告白するのは怖いと思うけど、一歩踏み出して見るのも悪くないと思うよ?私達みたいに身分が違う訳ではないから。」
「……っ…王妃様っ」
エリーの目には涙が溜まっていた。
あぁ…泣かせちゃった…
私はエリーの頭を撫でて今度はアンナの方を向いた。
「アンナは?」
完全に油断していたアンナは大きく身体が跳ねた。


