「今持って行っても大丈夫かな…?」
今日はエリックは会議の為少し遠い部屋にいる。
…でもこれいるって言っていたよね?
執務室に置いておけば大丈夫かな?
そうと決まれば…
「エリー、アンナ、いる?」
扉の向こうに声をかけるとガチャッと開いて2人のメイドが入ってきた。
「「お呼びでしょうか?王妃様。」」
2人は私付きのメイド。
エリーとアンナ。
「エリー、アンナ、ちょっとついてきてくれる?エリックの執務室に持っていきたくて…置いたらすぐに戻るから。」
「畏まりました!」
「喜んでお供させていただきます!」
「ありがとう。」
そして私は2人についてきてもらって、執務室へ向かった。