“約束”の想い







「んー、どうしようか…小さな荷物で普段なら普通に持ってるけど…怒られる…よね?」








エリックは仕事でヒュジン様も同じ。









ライさんは私の代わりに騎士達の指導だし
さスンもチェスもだめ。








…運ぶしかないな。








「よいしょっと…」






見た目程重くない荷物を抱えて兵舎を出て城に向かう。









城に着くと…







パタパタパタ






「ユラ様っ!!」









あ、メイド達…








「荷物なら私達に言ってくださればいいのに…!もし何かあったらどうするんですか!」







「ごめんなさい。見た目程重くないし大丈夫だと思ったんです…」








「もうっ!こんな事陛下に知られたら恐ろしいですよ!私が持ちます!」






「私も!」







「ありがとう、エリー、アンナ。」








この女官達は私が王妃になるとお付きのメイドになる方達。







私に子ができた為、まだ王妃でないが付きになっていた。