エリックの自室の寝室に入るのは初めてという訳ではないけど、初めてに近い。








「ユラ。」






エリックが先にベッドに入っていて
掛け布団をめくって私を招いた。









中に入ると、ベッドはすごくふかふかでエリックの匂いがした。







エリックに腕枕をして貰い、抱き締められるとエリックの温もりに寂しさが和らいで少しずつ眠気が襲ってきた。





「お休み、ユラ。」






眠気に目を擦るユラの頭を優しく撫でて
次第に眠ったユラを愛おしそうに見つめて自分も眠りについた。