そして自室に入ると私はベッドに寝かされた。
「…ありがとうございます、陛下。」
「うん。あとユラ、今は仕事モードじゃなくていいよ。」
「…エリック…?」
私が戸惑いながらもそう呼ぶと頷いた。
そしてエリックはベッドの端にゆっくり腰掛けると口を開いた。
「ユラ、聞いてほしい。」
「うん?何?」
「…単刀直入に言う。私と夫婦になってください。」
「……っ…!?」
私は一瞬思考停止した。
今…何と…?
夫婦…?
エリックと私が…?
「…突然すぎて困惑しているとは思うが、私は本気だよ。私と結婚してほしい。」
「……っ…」
エリック…


