“約束”の想い







「女の声っ!?」






「……っ…こっちよ!」









急いで声の方に駆け寄ると
1人の女性の周りに賊が囲んでいた。












「おぉ、こりゃ上玉じゃねぇか!」










「女の一人歩きは危ねぇぞー?」









「俺達がついていってやろう。」







「いやっ…!」









「ほら、遠慮すんなってー…」









「離してっ…」







男は無理やり女性を連れ出そうとしていた。








それをみた瞬間、ぷつんと糸が切れたような感覚がした。








「…嫌がってる女性1人を大勢の男が囲むなんて無様ね?」