“約束”の想い







そして城に帰った私達…








タッタッタッ





「ユラ殿!」







「あ…」







知らせを聞きつけたのかヒュジン様が走ってきた。










「陛下とカルナ様を庇って毒矢にやられたと聞きました。身体の具合は?」







「右肩から腕にかけてが動きませんが生活に支障はありません。私一応両利きなもので。」








「…そうですか、良かったです。しばらくは安静にしてくださいね。」








「はい。」







「そして、陛下!仕事が溜まってますよ!ユラ殿を部屋に送られてからすぐに執務室へ!」






「うっ…分かった。」








そして私は陛下に抱かれながら自室へ移動した。