「ふふっ、大丈夫ですよ。ご心配お掛けして申し訳ありませんでした。」
「ユラ…」
「まさか毒矢を食らってしまうなんて思いませんでしたが、お2人をお護りできて良かったです。」
「……………。」
「……………。」
「……?あ、そういえば騎士達は?」
「…あぁ、もう今日は城に帰らせたよ。いるのはここにいる数人だけだ。」
「そっか。じゃあ私達も早く帰らないとですね。」
「そうだね。ユラは私と一緒の馬に乗って。」
「え…?そんな、陛下と同じ馬に乗るなど…」
「いいから。国王命令。」
「では俺はカルナ様を送っていきます。」
「任せましたよ。」
「御意。」
「ユラの馬はこの子達に引いてもらうから。」
「「はい!任せてください。」」
「…分かりました。」
「じゃあ帰ろうか。」
「「はい!!」」
そして私は陛下に抱き上げられて移動と馬に乗せられた。