「ユラさん、お身体はどう!?」







「…大丈夫です。右腕が動かないですがね。」









「毒矢にやられたんだもの。お医者様が言うには2、3週間安静にしていれば動かせるようになるらしいわ。」








「そう、ですか…ありがとうございます。」







2、3週間か…










するとドタドタと走る足音が聞こえた。







「「ユラ…!!」」








バンッと扉が開いて陛下とライ伯父様が入ってきた。









「ちょっと、お2人様?ユラさんのお身体に障りますわよ!」








「す、すまん…」






「すいません…」








2人はしょぼんとなった。