「…ん…」







目を覚ますと見慣れた天井が目に入る。








ゆっくり顔を動かすと私の左手の辺りで突っ伏して寝ているカルナ様が見てた。









「……っ…カルナ、様…?」









思わず声を出してしまった。







すると







「…ん…?…ユラ…さん…?え、ユラさん!?」









私の目が覚めていることに気付いたカルナ様は
一気に飛び起きて目をぱちくりさせた。









「…あ…あ…き、騎士さん!陛下と副総団長さんを!!」









「え?は、はい!!」








カルナ様が叫ぶと扉の向こうから返事が聞こえてパタパタと走って行った。