そして私達一軍は森の中に入って賊を捜す。












ザッザッザッ












…どこにいる?











「ユラ、いないね?」






副団長であるスンがそう呟いた。






「えぇ。気配を消しているのかしらね?」












「…うわ、厄介。」








「そうね。でも必ずどこかにいるわ。」












スンとそう話していると














「きゃあ…!!」













突然女性の声が聞こえた。