そして何日か後、エリック陛下から賊の捕縛命令が下された。













私達は総団長のクラハ・リンガードを筆頭に兵が出発した。












騎士の中ではもちろん女はユラだけ。












だけどユラは女らしからぬ力の持ち主で
父であるクラハ・リンガードと互角に闘えるくらいである。











「皆の者、よく聞け。」










父様が騎士達に向かって声を張り上げる。













「賊は思ったより多い。だから、これから各軍団ごとに分ける。それぞれの軍団長の指示に従うように。」










「「「はい!!」」」












そして軍団ごとに分かれた。