エリックside 「ん…」 「陛下!?」 目を覚ますとヒュジンとユラの伯父で副総長のライさんが私の顔を覗き込んでいた。 「陛下、お身体の方は…」 「…問題ない。それよりユラは…?」 「…ユラ殿は…只今行方不明です。全軍総動員で捜しております。もしかすると陛下を襲った輩達に連れ去られたか…」 「そんな…ユラ…!」 私はギュッと胸の辺りを握り締めた。