「…さて…」 私は、ふと息をついた。 度々送られてくる同じ言葉の手紙。 正体不明。 するとその時 「きゃあ…!!」 「……っ…!!」 声が聞こえて急いでその声の方に向かうと 陛下の執務室の前には先程のメイド達が倒れていた。 …気を失っている? 扉を見ると少し開いていた。 ざわっ… 何だか嫌な予感がした。 ガチャッ 「…失礼します!陛下っ……っ」 …え… 「陛下!?」 何ということか、陛下が床に倒れていた。