母親なのに自己中極まりないことをいうと
一層強く私の髪を掴みあげ
思っいっきり手を振り上げる

"たたかれる"

そう覚悟して目をつぶると…

「まって!なにしてんのよっ」

お母さんの手が振り下ろされる前に
後ろから来たであろう美祐ねぇが
思いっきり母さんを突き飛ばした


「きゃっ」

突然の衝撃でバランスを崩し
廊下に倒れる母さん

そしてその間に私達を庇うように
前に立つ美祐ねぇ

「な、なんで?あんたがなんでここにいるのよ?何しに来た!ここはお前の家じゃないだろが!」