幸せになりたい





幹部らと一緒に屋上へ行くため、教室を出たところで、澤野に呼び止められた。

「ちょっと待って。総長と副総長を呼ぶね。」

澤野はそう言ってから勝手に電話をかけ始めた。

私達は電話をしている澤野を放って屋上へ向かった。

屋上は鍵が掛かっていたが、葵が扉を蹴飛ばして出て行った。

そこで澤野が追い付いてきた。

「ちょっと~置いてかないでよー。つぼみちゃん。」

「あなたが何をしようと私の知ったことではありません。私に話を振らないで下さい。」

「冷たいなーつぼみちゃんは。まあ、そこがかわいいって言うか。」

「こんな女たらしは放って置いて2つ目の質問の続きをしましょう。どうぞ。」

「ああ。...どうして人と関わらないんだ?」

葵も人と関わりたくないと言っていなかったか?

「葵さんだってかかわろうとしないじゃないですか。女に。葵さんは女嫌い、私は人間嫌いただそれだけです。次の質問は何ですか?」

私がそう言ったとき、屋上の入り口から男の人が二人入ってきた。

誰だ?

「自己紹介をしよう。」

「おはようございます。緋向の副総長をしている影乃智也 カゲノトモヤといいます。以後お見知りおきを。」

なんだか暴走族に見えないな。眼鏡かけた黒髪の泣き黒子がある男なんてさ。

「緋向 総長 伊川千寿 イガワチトセだ。お前は?」

綺麗な人。茶髪で口元に黒子がある。

こんな綺麗な人初めて見た。

「私は安元つぼみです。で最後の質問は誰がするんですか?」