「大丈夫みたいよ。疲れて眠っているだけ」 レナちゃん・・・? ゆっくりと目を開ける。 「あ、起きた起きたー!」 レナちゃんが嬉しそうに言う。 レナちゃん、明るくなったなー。 「おはよう、リオちゃん」 「おはよう!」 「リオ、起きたのかー!?」 シン・・・! 一瞬で顔が緩む。 「じゃあ、私はちょっとあっち行ってるね」 「え、あ、ちょ、ま・・・」 唐突に行ってしまったレナちゃんを、私とシンは少し固まって見ていた。