CHERRYBLOSSOM

ゴホゴホッ!
咳をする度に血がどんどん口から飛び散る。
秋は妖の方へ向き

「あ・・やぁ・・」

声は血を吐いているせいでかすれてしまった
苦しいはずなのに、もう、お願いだから。

血で汚れた手を妖の頬へ伸ばした。

「俺は・・・幸せだった。
ガキの頃・・から……一緒で、こうやって・・恋人同士・・・になれ・て、お前・・を愛・・・して、愛されて。
ハァーッハァーッ………。スゲー幸せ・・だった。あり・・がと。
俺の・・・血で・・汚れちまって…悪いな」

妖は大きく首を横に振った。