私がそう言い残して女子トイレから出ると、涼太がこっちに向かって歩いてきた。



「あ、涼太!ねぇ、どうしたの…」



私が声をかけたのに、涼太は無視して女子トイレに入っていった。



私が立ち尽くしていると、涼太が戻ってきた。



「おい!お前、麻衣に何したんだよ。」



「え?何言ってんの?」