「美月姫? どうしたの」
鏡の前で悲しげな表情を浮かべる美月姫に、ようやく起きてきた優雅は尋ねた。
「いいのかな」
「何が?」
「私たちだけが幸せになってもいいのかな」
「だけ、って? 他に誰のこと?」
「吉野先生」
「先生が? なぜ?」
「……」
理由を説明するには、去年の夏の美月姫と圭介の関係を優雅に伝える必要があるが、
「先生には今までたくさん相談に乗ってもらったし。勉強や進路のことだけじゃなく、卒業後は恋愛のことまで」
圭介のことが好きで、かなり強引に迫ったことまでは美月姫は伝えられなかった。
一生、胸の奥に秘めておこうと。
「俺たちが今こうして一緒にいられるのは、先生のおかげもあるよね」
うつむく美月姫の肩を、優雅は優しく抱いた。
「だから先生一人を置いてけぼりに、私たち二人で盛り上がるのはなんか申し訳なくて」
鏡の前で悲しげな表情を浮かべる美月姫に、ようやく起きてきた優雅は尋ねた。
「いいのかな」
「何が?」
「私たちだけが幸せになってもいいのかな」
「だけ、って? 他に誰のこと?」
「吉野先生」
「先生が? なぜ?」
「……」
理由を説明するには、去年の夏の美月姫と圭介の関係を優雅に伝える必要があるが、
「先生には今までたくさん相談に乗ってもらったし。勉強や進路のことだけじゃなく、卒業後は恋愛のことまで」
圭介のことが好きで、かなり強引に迫ったことまでは美月姫は伝えられなかった。
一生、胸の奥に秘めておこうと。
「俺たちが今こうして一緒にいられるのは、先生のおかげもあるよね」
うつむく美月姫の肩を、優雅は優しく抱いた。
「だから先生一人を置いてけぼりに、私たち二人で盛り上がるのはなんか申し訳なくて」



