***
(いやです、お放しください)
(兄上、私はそんなつもりではありませんでした。姫をお返しください)
(お前は反逆者だ。切腹を命ずる。これからは姫は私のものだ!)
……。
……。
「!!」
恐ろしい夢を見ていたようだ。
急に美月姫は目を覚ました。
体が汗で濡れている。
夢の内容はぼんやりとしか覚えていなかったけれど、時代劇のワンシーンを見ているような感じだった。
ひどく悲しく、そしてつらい内容だったような。
(胸がつぶれそう……)
自然と涙が出てきた。
たまらず美月姫は、横で眠っていた優雅に抱きついた。
「夢の中でもまだつらいの……?」
美月姫の瞳に浮かぶ涙に気がついた優雅は、ただ優しく美月姫を抱きしめ、髪を撫でた。
そろそろ日付が変わる頃だろうか。
(いやです、お放しください)
(兄上、私はそんなつもりではありませんでした。姫をお返しください)
(お前は反逆者だ。切腹を命ずる。これからは姫は私のものだ!)
……。
……。
「!!」
恐ろしい夢を見ていたようだ。
急に美月姫は目を覚ました。
体が汗で濡れている。
夢の内容はぼんやりとしか覚えていなかったけれど、時代劇のワンシーンを見ているような感じだった。
ひどく悲しく、そしてつらい内容だったような。
(胸がつぶれそう……)
自然と涙が出てきた。
たまらず美月姫は、横で眠っていた優雅に抱きついた。
「夢の中でもまだつらいの……?」
美月姫の瞳に浮かぶ涙に気がついた優雅は、ただ優しく美月姫を抱きしめ、髪を撫でた。
そろそろ日付が変わる頃だろうか。



