***
……。
目が覚めた。
ゆっくり開く瞼に、徐々に朝日を感じる。
完全に瞼を開けた時、美月姫は瞳から涙が流れているのに気がついた。
(私……?)
夢を見ながら泣いていた。
いつもは目覚めると、夢で見ていた内容などすっかり忘れてしまうのに。
この日に限っては、やたら鮮やかにに記憶に残っていた。
(あのお姫様の感情が、私の中に溶け込んで一つになっているみたい)
夢の中で美月姫はお姫様になって、優雅によく似た若君に愛を誓っていた。
優雅……?
(優雅くん!?)
慌てて横に寝ているはずの優雅の姿を確かめた。
夢の中では、どうすることもできない力で引き裂かれた。
その時の切なさ、悲しみが今でも胸に鳴り響いている。
あの夢のように今もまた優雅が奪い去られたような不安を覚えて、美月姫は優雅の姿を求めた。
(よかった。ここにいる……)
隣で眠る優雅の姿を目に留め、美月姫はほっと息をした。
穏かな表情で、まだ眠っている。
(もう離れない)
美月姫はそっと素肌を寄せ、優雅に抱きついた。
……。
目が覚めた。
ゆっくり開く瞼に、徐々に朝日を感じる。
完全に瞼を開けた時、美月姫は瞳から涙が流れているのに気がついた。
(私……?)
夢を見ながら泣いていた。
いつもは目覚めると、夢で見ていた内容などすっかり忘れてしまうのに。
この日に限っては、やたら鮮やかにに記憶に残っていた。
(あのお姫様の感情が、私の中に溶け込んで一つになっているみたい)
夢の中で美月姫はお姫様になって、優雅によく似た若君に愛を誓っていた。
優雅……?
(優雅くん!?)
慌てて横に寝ているはずの優雅の姿を確かめた。
夢の中では、どうすることもできない力で引き裂かれた。
その時の切なさ、悲しみが今でも胸に鳴り響いている。
あの夢のように今もまた優雅が奪い去られたような不安を覚えて、美月姫は優雅の姿を求めた。
(よかった。ここにいる……)
隣で眠る優雅の姿を目に留め、美月姫はほっと息をした。
穏かな表情で、まだ眠っている。
(もう離れない)
美月姫はそっと素肌を寄せ、優雅に抱きついた。



