そうやって腕の中に抱かれたまま、静かに時は流れた。
「もう一度、こうやって抱きしめたいって願っていた」
「……」
美月姫を腕の中に閉じ込めたまま、優雅は切なげに告げる。
「ずっと、こうなる事を夢見ていた……」
向きを変え、優雅は美月姫を正面に見据え。
そのまま唇が重なった。
今度は口づけを繰り返し、何もかもが絡み合うように。
二人はいつしか、床に身を横たえていた。
唇を重ねたまま、指が肌を這うように……。
「だめ!」
我に返った美月姫は、優雅の手を払いのけ、その腕から逃れた。
「また、同じことを繰り返すつもりなの……?」
はっきりとそう告げた。
もう振り回されるのはたくさん。
これ以上傷つきたくない。
「もうあの時と同じ過ちは、繰り返したくない」
強い口調でそう言い放ち、立ち上がって逃げ帰ろうとした。
「待って!」
再度優雅は、美月姫を抱きしめた。
「……あの時はあんな風に、クールな自分を演じるしかなかった。大村さんを巻き込みたくなかったから」
「巻き込むって、何に?」
「俺の事情に」
「もう一度、こうやって抱きしめたいって願っていた」
「……」
美月姫を腕の中に閉じ込めたまま、優雅は切なげに告げる。
「ずっと、こうなる事を夢見ていた……」
向きを変え、優雅は美月姫を正面に見据え。
そのまま唇が重なった。
今度は口づけを繰り返し、何もかもが絡み合うように。
二人はいつしか、床に身を横たえていた。
唇を重ねたまま、指が肌を這うように……。
「だめ!」
我に返った美月姫は、優雅の手を払いのけ、その腕から逃れた。
「また、同じことを繰り返すつもりなの……?」
はっきりとそう告げた。
もう振り回されるのはたくさん。
これ以上傷つきたくない。
「もうあの時と同じ過ちは、繰り返したくない」
強い口調でそう言い放ち、立ち上がって逃げ帰ろうとした。
「待って!」
再度優雅は、美月姫を抱きしめた。
「……あの時はあんな風に、クールな自分を演じるしかなかった。大村さんを巻き込みたくなかったから」
「巻き込むって、何に?」
「俺の事情に」



