しかし、
(二人の人を、同時に愛することはできない)
美月姫は再び、胸の奥にくすぶる想いを封印する。
優雅に置き去りにされた時、その埋め合わせをするかのように燃えさかっていた想いは、今でも消えてはいない。
圭介の顔を見ると、想いが甦ってしまう。
だけどもはや、以前のように激しく燃えることはない。
あの浜辺で圭介に拒絶され、もう炎に風が送り込まれることはなくなった。
時折切ない思い出として、熱が未だに残っているのを確かめるのみ。
「……そろそろデザート注文するか」
圭介は携帯電話の時計を確認しながら提案した。
入店してから、すでに二時間が経過している。
コース料理ではないので、制限時間があるわけではないのだけど、そろそろ満腹になってきた頃合。
デザート注文のタイミングとなった。
「パフェとかありましたっけ」
美月姫はメニュー表に手を伸ばした。
(二人の人を、同時に愛することはできない)
美月姫は再び、胸の奥にくすぶる想いを封印する。
優雅に置き去りにされた時、その埋め合わせをするかのように燃えさかっていた想いは、今でも消えてはいない。
圭介の顔を見ると、想いが甦ってしまう。
だけどもはや、以前のように激しく燃えることはない。
あの浜辺で圭介に拒絶され、もう炎に風が送り込まれることはなくなった。
時折切ない思い出として、熱が未だに残っているのを確かめるのみ。
「……そろそろデザート注文するか」
圭介は携帯電話の時計を確認しながら提案した。
入店してから、すでに二時間が経過している。
コース料理ではないので、制限時間があるわけではないのだけど、そろそろ満腹になってきた頃合。
デザート注文のタイミングとなった。
「パフェとかありましたっけ」
美月姫はメニュー表に手を伸ばした。



