四百年の誓い

***


 「先生、ご無沙汰です」


 帰省して数日後。


 美月姫は夏休みに続いて母校・紅陽学園を訪れ、担任だった吉野圭介に会いに来た。


 優雅に会えなくて寂しい時、未だに圭介に依存してしまう。


 あの日……浜辺で想いを断ち切られて以来ずっと、一線を引いた接し方を貫いてくれる。


 ゆえに美月姫は圭介を信頼し、二人きりで過ごすのも苦にならなかった。


 「忙しくなかったですか?」


 「講習は午前中で終わったし、今日は部活も休みだから、全然平気」


 「よかった。じゃよろしくお願いします」


 クリスマスを過ぎ、年末が近づく頃。


 美月姫は圭介と二人で飲みに行くことになった。


 いろいろ聞いてもらいたい話もあったので、事前にメールで約束していた。