四百年の誓い

***


 指を絡めながら、折り重なるように眠りに落ちていた。


 激動の一日と絶え間ない緊張感により、精神的・肉体的にも疲れていたこともあった。


 久しぶりに無我夢中に、時も忘れて求め合っていた。


 ようやく一つになれた充実感に満たされて、共に深い眠りへ。


 やがてひんやりとした風を、露わになった背中に感じた。


 つい目が覚める。


 時計は午前三時。


 だいぶ日の出が遅くなってきたので、辺りは夜明け前の闇だった。


 「美月姫、起きた?」


 美月姫の気配を感じ、優雅も目覚めた。


 愛しい人と抱き合いながら夜を共にする喜び。


 そして……朝が来ればまた離れていかなければならないかもしれない不安とが、二人の心を乱している。


 夜が明けなければいいのにと、今までにも増して強く願う。


 「優雅くん、朝になったら」


 美月姫は意を決して、優雅に尋ねた。


 いつまでもこうしていたい気持ちは溢れているけど、いずれ朝は来る。


 朝になったらどうするか。


 優雅を幹事長の元へ返すのが、一番無難な道。


 どこかへ逃げて二人で生きるのは……障害が多すぎる。


 「もう一つ方法がある」


 「えっ、どんな?」


 「一緒に死のうか」