(またトウゴの名を)
福山冬悟の名を呼び、腕から逃れようとする美月姫を、京が強引に引き戻そうとした時だった。
「!!」
予想外の事態に見舞われた。
天井にまさに到達しそうな勢いの炎に、火災報知機が反応。
各所のスプリンクラーが作動し始めた。
寝室のスプリンクラーも水を激しく撒き散らし、京の顔を直撃した。
「目が……!」
京は思わず、目を腕で覆う。
「美月姫、今だ!」
その一瞬の隙を、優雅は見逃さなかった。
京が突然のスプリンクラーの水しぶきにひるんでいる間に、ベッドの上から美月姫を連れ出した。
「早く。外へ出るんだ!」
優雅の後を追い寝室を飛び出した美月姫は、急いで靴を履き、ログハウスから外に出た。
「待てっ。逃がすものか」
水しぶきを拭った京は、すぐに後を追おうとする。
携帯電話を取り出し、管理棟に控えている連れの者に連絡を取ろうとしつつ、まずは自力で二人を追いかけようとして玄関に到達した時だった。
「……優雅?」
逃げたはずの優雅が、なぜかそこに立っていた。
「何の真似だ」
優雅はどこから持ってきたのか、日本刀を手にしていて、刃先を京の喉元に突きつける。
福山冬悟の名を呼び、腕から逃れようとする美月姫を、京が強引に引き戻そうとした時だった。
「!!」
予想外の事態に見舞われた。
天井にまさに到達しそうな勢いの炎に、火災報知機が反応。
各所のスプリンクラーが作動し始めた。
寝室のスプリンクラーも水を激しく撒き散らし、京の顔を直撃した。
「目が……!」
京は思わず、目を腕で覆う。
「美月姫、今だ!」
その一瞬の隙を、優雅は見逃さなかった。
京が突然のスプリンクラーの水しぶきにひるんでいる間に、ベッドの上から美月姫を連れ出した。
「早く。外へ出るんだ!」
優雅の後を追い寝室を飛び出した美月姫は、急いで靴を履き、ログハウスから外に出た。
「待てっ。逃がすものか」
水しぶきを拭った京は、すぐに後を追おうとする。
携帯電話を取り出し、管理棟に控えている連れの者に連絡を取ろうとしつつ、まずは自力で二人を追いかけようとして玄関に到達した時だった。
「……優雅?」
逃げたはずの優雅が、なぜかそこに立っていた。
「何の真似だ」
優雅はどこから持ってきたのか、日本刀を手にしていて、刃先を京の喉元に突きつける。



