壁の時計は、そろそろ午後六時。
(優雅くんはまだ、空の上かな……)
美月姫は窓から空を見上げた。
まだ明るいが、夏至の頃からするとだいぶ日没は早くなってきている。
日が沈み辺りが暗くなる頃美月姫は、優雅との再会の瞬間を迎える。
最後に会ったのは、逢瀬の帰り道に丸山の部下である水上に待ち伏せされていた、あの時だ。
それから丸山一味に待ち伏せされたり、京とのお見合い話を画策されたりで……。
優雅とは会えずにいた。
優雅のほうは優雅のほうで、幹事長の差し金で次から次に用事を与えられ、北海道に来られないように仕組まれていた。
今のままではますます隔てられ、いずれは引き離される運命。
距離的にも時間的にも、会うことができないようにされて。
ついには優雅は、アメリカに行くように命じられた。
それが二人を決心させた。
不自由な毎日と環境から、飛び出してしまおうと。
どこかへ消えてしまおうと……。
(優雅くんはまだ、空の上かな……)
美月姫は窓から空を見上げた。
まだ明るいが、夏至の頃からするとだいぶ日没は早くなってきている。
日が沈み辺りが暗くなる頃美月姫は、優雅との再会の瞬間を迎える。
最後に会ったのは、逢瀬の帰り道に丸山の部下である水上に待ち伏せされていた、あの時だ。
それから丸山一味に待ち伏せされたり、京とのお見合い話を画策されたりで……。
優雅とは会えずにいた。
優雅のほうは優雅のほうで、幹事長の差し金で次から次に用事を与えられ、北海道に来られないように仕組まれていた。
今のままではますます隔てられ、いずれは引き離される運命。
距離的にも時間的にも、会うことができないようにされて。
ついには優雅は、アメリカに行くように命じられた。
それが二人を決心させた。
不自由な毎日と環境から、飛び出してしまおうと。
どこかへ消えてしまおうと……。



