四百年の誓い

 代わりに携帯電話のワンセグ視聴や、メールやネットチェックを思い立ったけれど。


 電波を丸山一味に受信される危険性があるとの優雅のアドバイスにより、電源をオフにして金庫に隠しているのだった。


 そのため美月姫は、何もすることがなかった。


 「こんなことなら、本でも持ってくればよかった」


 もちろんログハウス内には、本は置かれていない。


 食事の準備をしようにも、食材は何も準備していない。


 「困ったな……」


 念のため冷蔵庫を開けてみたが、当然食材の備え付けはない。


 未開封のペットボトルが何本か、冷蔵庫のドアの裏に冷やされてはいたが。


 「これは、有料サービスかなそれとも無料?」


 棟内マニュアルを開いてみたが、特に記載はなかった。


 身の回りのものだけかき集めるので精一杯で、美月姫は飲食物を一切持参しなかったため、そろそろ喉が渇いてきていた。


 備え付けられていたミネラルウォーターを、一本開封した。